東京大学総合研究博物館小石川分館蔵
b. 東京帝国大学震災復旧営繕工事契約締結報告書附図
267冊、写真1309点。大正12年(1923年)9月1日の関東大震災で罹災した大学および関連施設の復旧工事用の予算使用に関する月次報告書附図の控え冊子のうち、施設部で保存されていた資料群である。 大正14年9月~昭和13年8月の13年間分(欠番あり)の月次工事記録として、工事の進捗状況の詳細と、当時の建築物の被害状況が記録されている。月毎に、同一写真・同内容で構成された冊子が計154冊ある。また、267冊中12冊には報告書の写し自体が綴じられている。
凡例
画像データベースとして写真を公開する。経年によって欠失したことが明らかな写真は記載情報を載せている。
種類番号:データベースの公開にあたって資料の媒体(例:紙焼き写真・ガラス乾板など)、テーマ(戦前/戦後の別、震災関連など)ごとに博物館で付与した記号。
資料番号:データベースの公開にあたって資料の整理単位(写真帳、スクラップブックなど)ごとに博物館で付与した整理番号。資料整理を開始したときにおさめられていたケースに収納されていた順となっている。
旧番号:施設部で保管の際に使用されていた整理番号である。表紙の右下に貼付けられているラベル記載の番号による。2003年2月に施設部が作成したエクセルデータ「11階倉庫保管写真一覧」(施設部保管)、施設部から文書館に移管された「建築写真在庫目録」(ⅠおよびⅡの2冊、施設部と書かれた用紙に手書きで作成されたもの、小石川分館では整理のため複製版を保管)の番号と対応している。
資料名称:写真帳一冊ごとに表紙記載事項を元に命名した。件名が書かれていない場合は内容がわかる名称を適宜入れた。
記載事項1:台紙に記載されている文字情報のうち、撮影時期を除いたもの。旧字体は常用漢字に改めた。判読不能については「■」で表記している。
記載事項2:台紙に記載されている文字情報のうち、撮影時期に関するもの。
記載事項3:その他メモの書込等。
時代:表紙や背表紙、記載事項2から判断した撮影時期。
サイズ:写真帳一覧では写真帳自体の外寸、写真一覧では写真1点ごとのサイズを計測している。